話題の「おにぎらず」は定番メニューになれるのか?

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投稿レシピは何でもありの様相

   ネットの投稿は、ほとんど好意的な発言で占められている。やはり、作るのが簡単という意見が圧倒的で、おにぎりと違って具を選ばない点でも評価が高い。ただ、すべて作り手側の目線なのが気になるところだ。味は具次第。ならば、クックパッドの投稿をのぞいてみる。

   ずらりと並んだ投稿写真は、断面が楕円形の「のり巻き」を思わせるが、中の具材は千差万別。豚キムチ、ソーセージ、焼きそば、チーズ、なんでもありの様相だ。具材でしか違いを出せないのだから当然かもしれない。中にはオムライス風と称して、のりの代わりに卵で包むレシピも。それはオムライスそのものだろ、というツッコミが聞こえてきそうだ。酢飯を使う投稿もあるが、「のり巻き」感が強すぎる。

   ところで、「おにぎらず」は日常的な料理として食卓、弁当に定着していくだろうか?

   おかずなら何でも具にできる「懐の深さ」が人気の秘密だが、守備範囲が広いということは、言い換えれば特徴のなさであり、かえってあだとなる恐れがある。一方で、料理というよりもむしろ食べ方の新提案と考えれば、定着する見込みは十分にある。

   一過性のブームに終わってしまうかどうか。「おにぎらず」というアイロニカルなネーミングも影響を与えそうだ。

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