マサキの「センス」とエリコの「セゾン」 40代女性向け激似タイトル本が同時期デビュー お互いをどうみてる?

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センス生み出す『マサキ』と、パリの今伝える『エリコ』 どちらも出足好調

   雅姫さんは、モデル業の傍ら、東京・自由が丘で服飾雑貨店など2つの店をプロデュースする実業家ママ。主婦たちの憧れの的だ。ヨーロッパテイストをうまく取り入れたオシャレな暮らしぶりに定評があり、著作は累計100万部を超える。『マサキ』は、40代に突入した彼女が、改めて大人のセンス磨きを提案する「集大成」だそうだ。予約状況も好調で、続編の企画も動き始めた。

   中村さんは、フランス人の夫と3人の子どもに囲まれてパリに暮らす。流行を抑えつつも、上質で地に足の着いた中村さんのスタイルに共感する女性は多い。『エリコ』は、日仏を往復する彼女ならではのフィルターを通して、街、人、モノを紹介する季刊誌。「パリっぽいパリ」ばかりでなく、リアルな街の表情を切り取るのは、さすが元アナウンサーだ。発売9日目にして重版が決まった。

   タイトルの響きは似ていても、オシャレな空間を作り出すモデルと、パリの今を伝える元アナウンサー、それぞれの個性の光る2冊。街の書店でどのように並べられるのか、気になるところだ。

   『センス・ド・マサキ』は1620円、『セゾン・ド・エリコ』は1000円。『マサキ』の方が620円ほど割高だが、雅姫さんがデザインしたトートバッグとカレンダーが付いている。

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