ユニクロのフリース発売から20周年 さらに「1.5度」あたたかくなった

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   カジュアル衣料ブランドの「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、同ブランドのフリースが発売から20年を迎えたことを記念し、2014年10月15日に都内で記者会見を開き、機能性とファッション性を強化した新ラインアップを披露した。

   登壇した同社の柳井正会長兼社長は

「我々にとってフリースは原点です。過去であり、現在であり、未来につながる」

とあいさつした。

  • ユニクロのフリース、発売から20年
    ユニクロのフリース、発売から20年
  • ユニクロのフリース、発売から20年

糸の断面が「C」型

   新ラインアップのうち「フリースフルジップジャケット」は蓄熱保温性を持つ特殊な糸を採用することで、衣服内の温度を以前より約1.5度高めた。糸の断面が「C」型になっていて、温かい空気をためこみ、繊維中の特殊ミネラルが太陽光を熱変換する。

   一部大型店舗で販売する「防寒フリース」は、風を通しやすいというフリースの欠点を克服した。ストレッチ性のある特殊フィルムを表地と裏地の間にはさむことで、風を通さない加工を施した。街で着るデザイン性を保ちながら、真冬のスポーツやアウトドアにも活用できる。

   さらにPコートやプルオーバー、スカートなど外出着のスタイリングに採り入れられるアイテムを投入。13年から販売している都会の女性向け「アーバンフリース」はすべてモデルチェンジし、ブラックやネイビーを基調とした全7アイテムを展開する。

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