1999年大量発生「ヤマンバ」の秘密
【過去の遺産その4 マッキー】
黒肌にパンダ目、白い口紅をしたヤマンバが大発生した、1999年。"可愛い"が基盤となっている現代ギャルとは違い、当時のギャル達は化粧が濃ければ濃いほど、"目立てる"と思われていました。
しかし、当時は今のように汗や水に強いアイラインがそれほどなかったのが現実...。そんな時に汗や水強く、こすっても落ちない!と言われ、一人一個がテッパン状態だったのが、マジックのマッキー。いや、しかし、無茶し過ぎというか、マッキーの用途が変わっていますね...。決して真似しないようにして下さいね。
【過去の遺産その5 ジャラジャラアクセ】
ヤマンバブームは落ち着き始めたものの、黒肌×金パのガンギャルが大発生した、2000年。周りに主張するアイテムを持つのが、当時のギャル達のテーマだったこともあり、とにかくアクセをジャラ付けするのがブームでした。
ネックレスも指輪もブレスも! やたらジャラジャラを付けるのが当たり前。どこかの民族みたいに付けまくることが"パじゃなかった"のです! ちなみに、この"パじゃない"という言葉は、1998年に大ブームとなったギャル語の一つ。チョミラスパベリバ(チョーミラクスベリーバッド)といったギャル語が流行った時期もありました。
以上、1990年代後半~2000年代前半のギャル的ヒットアイテムは、いかがでしたか。
最近では、ギャルも多数のジャンルが存在するようになったこともあり、自身のジャンルのそぐわないアイテムは、どれだけヒットしていても持たないといった選択肢を選ぶギャルも多くなりましたが、過去のギャル達の間では、何かヒットアイテムが生まれると、ギャル全体でそのアイテムがブームと化していました。
それらを考えると過去のギャルにとっては、周囲と同じアイテムを"持つ"ことが重要だったようですね。
grp編集長・まぁ~さ