真っ黒なハンバーガーといえば、バーガーキング・ジャパンが竹炭をバンズに練り込んだ「黒バーガー」を2012年に販売してネットで話題になり、その年に同社が投入した新商品の中で最多の販売数を記録した。
その「黒バーガー」が14年9月にリニューアルされ、さらに「黒」を追求した商品として投入したが、日本マクドナルドも黒色のハンバーガーを一部店舗で試験的に販売し始めた。いま、黒いハンバーガーの「波」が来ている。
黒色バーガーはマクドナルドでは初
マクドナルドが販売するのは「イカスミバーガー」。モコモコとした形状のほんのりと黒いバンズを使用している。黒色のハンバーガーを投入するのは同社では初の試み。中身はフライドオニオン、パティ2枚、チーズに黒色のソースがかかっている。店内のメニュー表示に「魔女もおばけもおどろく秋。」とあり、ハロウィンに合わせた商品らしい。
編集部の20代男性部員は「バーベキューソースのような味で、イカスミの風味がほんのりします。イカスミが苦手な人でも大丈夫そう。パンがぶ厚くてパティも2枚あるので、けっこうボリュームがあります」と食べた感想を語る。
現在は都内の数店舗のみのテスト販売の段階だが、10月の第2週ごろから本格的に販売が開始されるようだ。
一方、バーガーキングが9月19日から販売している「KURO Pearl(KUROパール)」は墨のように全体が真っ黒だ。竹炭を練り込んだ「KURO バンズ」に、ブラックペッパーを配合し直火で焼き上げた。チーズにも竹炭を配合しているから、バンズを持ちあげると中まで黒い。
前述の「イカスミバーガー」に続いて「KUROパール」を食べた部員は、「あまりに真っ黒で、持つと手が黒くなりそうだと思った」と印象を語り、「食べると直火焼きの本格的な味がして、パティがぶ厚くて食べごたえがあった。こんなに黒いものばかりを食べたのは初めてです」と話していた。
価格は490円。11月下旬までの販売を予定している。