世界で初めて「反転学習コース」を提供
MOOCをめぐって日本では、教育機関や企業などが集まって日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)を組織し、その普及を図っている。JMOOCはedXとCourseraのほか、NTTドコモがNTTナレッジ・スクウェアと組んで展開している「gacco」を配信プラットホームとして公認。gaccoはいわば、日本でのMOOC普及のけん引役を担う。
大学授業などの配信では充実化への途上にあるが、これまで、「ビジネススクール」「俳句-十七字の世界」など多彩な講座を提供している。gaccoは「多くの方へオープンに高等教育を受ける機会を提供することで、誰もが継続して学習できる環境を実現するとともに、日本の多様な知を世界へ発信していくことを目指す」としている。
gaccoはまた、有料ながら一部の講座でオンライン講座と対面授業を組み合わせた「反転学習コース」を提供。講義の視聴などで基本的な内容を学んだ後、講師の指導の元、議論を通じて発展的な内容を学ぶ。「反転学習コース」をMOOC上で提供することは、世界で初めての試みという。