フジテレビ系列の人気番組「テラスハウス」。
10~20代の男女6人がシェアハウスに住み、共同生活を送る様子を追う同番組は彼らのリアルな感情とライフスタイルが注目を集め、若者を中心に人気が爆発。
また、深夜としては異例の最高視聴率9.1%を叩き出すなどファンも順調に増えていましたが、今月29日(2014年9月)の放送もって終了するというまさかの決定となり、未だショックを隠し切れないファンも多いようです。
それもそのはず。
同番組はギャルモデルであり、現在はタレントして活躍中の今井華が出演したことや、以前、同局で放送されていた「あいのり」に似た雰囲気を持っていたことでも人気を博していたのです。
そこで今回はテラスハウス終了に伴い、grp編集部に遊びに来たギャル3人組に取材を実施。番組についてばかりかテレビにまつわる貴重な意見を聞くことが出来ました。
テレビ面白いじゃん!って、久々に思った
ギャルA『テラハが終わるって知った時はテレビ観ながら叫んだよね...! 「嘘でしょ!?」って。速攻、友達にLINEして「ありえない!!」って言ったのを覚えてる(笑)』
ギャルB『分かる! ウチも叫んだ!! 最近はテレビよりネットって感じだったけど、唯一、リアルタイムで観てた番組だったんだよね。終わるとかショック過ぎるよ...』
ギャルC『自分もそうだけど、「テラハ出たい!」って言ってた子も多かったよね』
ギャルB『そうそう! 華ちゃんが出てたのも嬉しかったし、ネットよりテレビに関心が持てた! テレビ面白いじゃん!って、すげー久々に思った気がする』
ギャルA『私も思った! テレビってこんな面白かったんだ! って。ぶっちゃけ、それまではネット依存って感じで、テレビなんて関心なかったんだよね。ただ点けてるだけみたいな...。でも、テラハは同世代が出てるってのもあったり、私達と変わらない若者がフィーチャーされているのが面白かった』
友達との間で今までなかったテレビの話が...
ギャルC『テレビ観ながら「その気持ち分かるー!」って何回も思ったし、出演者の発言に「フザけんなよ!」って本気でキレたこともあった(笑)。続きが気になって、友達と「来週はどうなると思う!?」って会話にもなったよね』
ギャルB『自分達の会話でテレビの話をするのって中々なかったよね。まぁそれだけ影響を与えたってことなんだろけど、終わっちゃうのは決定だから、次、新しい番組を作る時も、視聴者が感情移入出来る番組を作って欲しい』
ギャルA『それな!人気のブロガーさんでもそうじゃん!? 一日の出来事を物語っぽく書いている人の方が絶対面白いし、また次の記事も見たいって思うんだよね。若者のテレビ離れとかよく聞くけど、テレビに対して若者が求めてるってそういうところだと思うんだよね』
といったように、テラスハウス終了に対しショックを受けている声はもちろんですが、テレビ番組へ求めているギャルや若者の貴重な意見を聞くことが出来ました。
番組に"リアル"求めるブログ世代
これらのギャル達の声をまとめると、
■その1 感情移入が出来る
■その2 親近感が湧く
■その3 分かち合える
といった点がテレビ番組を観る上でポイントのようですが、なぜこういった感情を重要視しているのかは、彼女達の生活の基盤であり、先程のギャルの声にも出た「ブログ」が大いに関係していると思われます。
と言うのも、ギャル達が好むブログの特徴は上記3ポイントを軸にした、さもその場に参加しているような「錯覚」を起こすといった文章が人気を集めています。
私達30代が「テレビで育った時代」とは異なり、「ブログで育っている時代」に生きる彼女達だからこそ、より一層これらの感情を抱ける番組を求めていると言えるのではないでしょうか。
若者のテレビ離れが目立つと言われている昨今ですが、これらの声が反映されたテラスハウスのような番組が生まれることを彼女達は早くも願っているようですね。
grp編集長・まぁ~さ