くすみがとれて鮮明な絵巻に
さらにこの記念展から少し遅れて10月7日から、明治古都館で特別展「国宝 鳥獣戯画と高山寺」展も始まる。京都・高山寺に伝わる鳥獣戯画は、日本の漫画のルーツとも言われる。サルやウサギ、カエルなどが人間のようなしぐさで登場する絵巻は、教科書にも登場し、多くの日本人に親しまれてきた。
しかしながら描かれてから約800年の歳月が流れ、しわや汚れ、退色、虫食いなども目立っていた。そこで朝日新聞文化財団の文化財保護助成を得て4年がかりの大修理にとりかかり、このほど作業を終えた。くすんでいた部分が見違えるように鮮明になり、描かれた当時の、動物たちの生き生きした姿を久しぶりに間近で味わうことができる。修理作業の過程ではいくつかの新発見もあり、それらの成果も合わせて紹介される。また高山寺に伝わる数多くの国宝、重文類も同時に公開される。
「京へのいざない」展は11月16日まで。「国宝 鳥獣戯画と高山寺」は11月24日まで。 休館日や展示替え、アクセスなど問い合わせは、075-525-2473(テレホンサービス)、またはホームページへ。
秋の京都の週末は混雑する。泊りがけの場合は早めの宿泊予約が望ましい。