点検整備を怠ると重大な事故を招く可能性も―― 日本自動車整備振興会連合会(日整連)は、自動車の適切な点検・整備を促して事故の防止につなげる「マイカー点検キャンペーン」を2014年9月1日から10月31日まで実施する。スローガンは「それいいね! 安全シェアする マイカー点検」だ。
最悪の場合、火災が発生
自動車の構造や、点検・整備についての知識と理解を広めるため、日整連では毎年9月~10月の2か月間、同キャンペーンを行っている。1986年にスタートして今年で28回目だ。自動車の点検整備を怠るとどのようなことが起こるのか。
例えば、エンジンオイルを定期的に交換しないと潤滑不良になりエンジンが破損し、最悪の場合は火災が発生する。ブレーキ液の交換をしないまま運転すると、ブレーキの効きが悪くなり停止距離が長くなる恐れもある。
キャンペーンの一環として全国各地で開く「マイカー点検教室」(無料)では、自分でできる日常点検のやり方について実車を使ってわかりやすく説明する。当日配布されるマイカーハンドブックを教材に、タイヤ交換、バッテリーあがりへの対応、発炎筒の使用方法といったトラブル対処法も学べる。
キャンペーン関連イベントの開催場所や日時などの詳細は、日整連ウェブサイトに掲載している。