レディー・ガガ、ビル・ゲイツ、ネイマールといった海外セレブが挑戦し注目を集め、最近では秋元康、孫正義といった著名人も参加したことで話題になっている「アイス・バケツ・チャレンジ」。
「アイス・バケツ・チャレンジ」とは、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の理解を深めるため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、100ドルを寄付する運動のことで、ここ最近、フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアを通し急速に広まりつつあります。
また最近では浜崎あゆみも挑戦し、次なる挑戦者にEXILEリーダーのHIRO、AAAの浦田直也、メジャーリーガーのダルビッシュ有を指名したことが話題となりギャルの間にも幅広く認知されるようになりました。
そんな一種の社会現象になりつつある「アイス・バケツ・チャレンジ」ですが、世間と同様にギャルの間でも賛否両論の声が挙がっているようです。
そこで、今回の同コラムではギャル達の賛否両論の声をまとめてみました。
難病存在知った/バカッターは非難されるのに…
まずは賛成の意見をお聞き下さい。
『フェイスブックであゆがやっているのを見た! あゆが挑戦しているのを見てALSという難病を知ることが出来たから、うちは賛成派!』
『否定している人も多いけど、少なからずこの運動があったことで寄付をしている人も増えているんじゃないかな。貢献にも繋がっていると思うけど…』
『ぶっちゃけ、何の運動なのか知らなくて…。でも調べたらこういう病気があることを知れた。私も指名されたからインスタで公開したよ』
など、今回の動画を通し、ALSの認知や治療の寄付・貢献に繋がっているのではないかといった声を聞くことが出来ました。
一方、そんな声とは逆の反対意見がこちら。
『中には面白半分でやっている人も多いと思う。明確に意思が伝わらず、氷水をかぶることを楽しんでいる人もいるんじゃない!?』
『うちもあの動画見たけど、何か良い気がしないんだよね。確かに認知向上になるのかもしれないけど、それで寄付に繋がるのかは疑問だよね』
『動画の再生回数を上げて有名になりたいの? って思う。バカ写真は非難されるけど、これはみんなやってるからOK! みたいなノリでやってる人も多そう』
など、主に氷水をかぶる姿がピックアップされ、何を伝えたいのか分からないことや、売名行為として動画を公開している人も多いのではないかと冷ややかな目を向ける声が寄せられました。
また、最近では世界的な広がりを見せたことで、氷水をかぶったものの逆に寄付はしないのかといった声や、指名された人がやってもやらなくても悪者になってしまうケースも目立つなど様々な意見が飛び交うとともに、今後も波紋が広がりそうです。
チェーンメールの亜流か
ただ今回調査を進める上で私個人が感じたのは、この「アイス・バケツ・チャレンジ」は、一時期ブームとなった「次の人に回す」といったチェーンメールに似ている節があると思ったことです。
その構造と今回の内容から考えれば、バトンを渡そうが、自主的に止めようがその人の考えが「結果」なのではないかと感じました。
つまり、どちらの選択を選んでも間違っているといった根拠はなく、また、自分の意見と違う行為であったとしても相手の意見を否定することなく、『なるほど、そういう考えもあるよね』といったスタンスで受け止めようとする心構えが、今、最も必要なことなのではないでしょうか。
尚、今回に限らず、このような運動が無制限に拡散されることは今後も考えられます。
世間と同様に、ギャルの間でも賛否両論がありましたが、人の考えが多様化する時代だからこそ、今まで以上に自分の枠だけに捉われない柔軟な受け入れ方や思考こそ必要になってきているのかもしれませんね。
みなさんは「アイス・バケツ・チャレンジ」に対し、どう感じましたか?
grp編集長・まぁ~さ