【BOOKウォッチ】
ワインが飲みたくなる もう一つの「青い鳥」の物語

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   インコブームがやって来た。飼った人にしか分からない「インコ臭」のするアイスクリームや香水が人気を呼び、表参道には「猫カフェ」ならぬ「ことりカフェ」がオープンした。今、多くの人を惹きつける小鳥の魅力って何だ?

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飼い主だけに見せる表情をプロカメラマンが激写

インコのおとちゃん
インコのおとちゃん
『インコのおとちゃん』

   犬猫なら分かるが小鳥とは意思疎通ができないと思っていた。だが、それは誤解だったようだ。少女マンガのようなキラキラの瞳で好物をおねだりしたかと思えば、時には誰も寄せ付けない厳しい表情を見せる。パイインターナショナルの写真集『インコのおとちゃん』(著・村東剛、1296円)を開けば、レンズ越しに飼い主と会話をする小鳥の姿がある。ブログがきっかけとなって出版されるペット写真集が多い中、本書はその域を超える。なぜなら、おとちゃんの主はプロカメラマンなのだ。羽毛の流れがつぶさに見てとれるクローズアップや、美しい羽を広げる一瞬をとらえたショットは、コザクラインコを宝飾品のように思わせる。東京では8月18日から9月14日まで八重洲ブックセンター本店(中央区)で写真展が開かれる。

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