処罰、将来…「加害者」のその後を教えるべき
しかし、時間を要する少年法改正問題だけに、今すぐ出来る対策として法律よりも学校側を頼りにするギャルが多いようです。そんなギャル達の意見をお聞き下さい。
『最近、未成年者の犯罪ってすごく目立ってきてると思うの。でもそんな残虐な事件が増える一方で、結局、加害者がその後どういう状況になったり、家族や友人がどういう仕打ちを受けるかって報道されないじゃん? 自分が犯罪を起こすことで処罰の内容がいまいち分からないからこそ犯行に及べるんだと思う。LINEの事件も未成年が逮捕されたってところだけピックアップされて、結果、加害者の人生がどういう風になってしまったのかは分からずじまいだしね…。だから、そういうところを学校で生徒に分からせることが必要なんじゃないかな』
『前にネットでバカ写真が多く出回った時があったじゃん? その人達ってその場は楽しくてやってるんだけど、大問題になってようやく自分のしてしまったことの重大さに気付くんだよね。でも、それって問題を起こしたことの延長線上で、自分がどういう状況になるのか分からないことが根底にあると思うの。だから、犯罪や事件を起こしたら、自身がどういう立場に陥るのかを身近な学校側で生徒達に伝えていくことが求められていると思うけどな』
『今ってリアルとネットの区別が付いてない子が多くて、ネットで楽しいことはリアルな世界でも「ウケっしょ!」って思っている子が多いと思うんだよね。ある意味無法地帯のネットが若年層を網羅しちゃてるからこそ、何か良いのか、悪いのかって知らないまま成長して、リアルとネットの区別が付かなくなってるんじゃないかな。もちろん今回の場合は家庭環境もあるかもだけど、犯罪を起こすことで人生を棒に振ってしまうことを教えるべきじゃない? 大人の人達は「良いこと悪いことの区別くらいつく」って思うかもだけど、時代が変化しているように、うちら子供の考え方もそれなりに変化しているんだと思う』
このような意見を聞くことが出来、課せられる責任内容について学校側は生徒達に教えてあげる環境作りが必要だと感じていることが分かりました。つまり、「教育インフラ」の整備こそ、今、最も求められていることと言えるのではないでしょうか。
二度とこういった事件を繰り返さないためにも、英語や数学、国語といった学習よりも本質的に教えるべきことを教育現場は今一度考え、これからの日本を背負って行く若者と向き合うべき必要があると言えそうです。
grp編集長・まぁ~さ