異彩な存在感発揮する「レクサス」 販売で独ライバルに遅れながらもユーザーの関心や専門家の評価は高く

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「真剣に検討するに値する車」

   インターネットを利用した市場調査を行っているクロス・マーケティングが14年6月、全国で20~69歳の男女を対象に実施した「自動車に関する調査」。将来乗りたい高級セダンを尋ねたところ、「レクサスGS」が44.4%で1位に。既婚者の子あり・子なし別で乗りたい車種を比較をすると、既婚子ありでは「レクサスGS」が55.1%で最も高かった。既婚子なしでは「BMW3シリーズ」が38.6%で最高。

   「GS」は中型スポーツセダン。実は5月の米市場での販売台数は前年同月比13%減の1753台と落ち込みを見せているのだが、専門家による高い評価が明らかにされており、日本ばかりか世界でも、これが上昇に転じるきっかけになる可能性がある。

   米大手自動車レビューサイト「Edmunds.com(エドマンズ・ドット・コム)」の中型スポーツセダン部門で、14年モデルの「GS350」が最高評価を獲得。同サイトでは、ライバルと目されるアウディA6やBMW 5 シリーズなどと比較しながらこう述べられている。

「これらの車(アウディA6やBMW 5 シリーズなど)は、それぞれ独自の強みを持っている。だが、この高級スポーツセダンの輝かしいグループにおいて、GS350は真剣に検討するに値する車だ」

   評価基準は、パフォーマンス、安全性、内装、ドライブを楽しめるかなど多岐にわたる。そんな厳しいテスト項目の中で同車は、シャープなハンドリング、インテリアの質の高さ、後輪駆動による運転のしやすさなどが高評価につながったという。

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