眞鍋かをり「キャリアアップのためには自分でたくさん種をまくのが大事」
パネルディスカッションのパートでは、フリーアナウンサーの木佐彩子さんを司会に、東京大学大学院総合文化研究科のロバート キャンベル教授、タレントの眞鍋かをりさんが登場し、ヘッドハンター代表として登壇したクライス&カンパニー代表取締役社長の丸山貴宏氏、プロコミット代表取締役社長の清水隆史氏と意見交換した。
ヘッドハンターから「自分のやりたいことを口に出したり発信していると、一緒に働いている人がチャンスを運んでくることがある」などという話を聞いた眞鍋さんは、「キャリアアップのためには自分で種をまいておくのが大事なんだと思い知った。どれが芽が出るかわからないから、たくさんまいておいた方がいい」と感想を述べた。
キャリア形成とヘッドハンターのかかわりについて、キャンベルさんは「今の若い人は、成功した人が歩んできた道を見てしまいがち。ロールモデルを持つことで可能性が狭まるかもしれない。自分のスキルを磨きつつ、ヘッドハンターなど信頼できる助っ人に相談しながら、将来の着地点を見出すことが大事」と語っていた。
この日参加したビジネスパーソンからは、「将来のキャリアアップを考える上で、転職するよりもこの場に残った方がいいのだろうか、というジレンマがある。今日の登壇者はみんな、行動しながら考え、情報を得て、決断しているという印象を受けた。今まではヘッドハンターと聞くと身構えてしまったけど、今後CAREER CARVERを利用しながら、ヘッドハンターと相談しつつ行動していきたい」と、好意的な意見が聞こえてきた。