モバイルデバイスに関する動向などの調査を行うMMDLaboが運営しているMMD研究所は「MNP(携帯番号ポータビリティー)ユーザーのスマートフォンネットワーク調査」を行い、その結果を2014年7月14日、発表した。
もっとも「つながりやすさ、速さ」を実感
それによると、MNP利用前と比べて約6割がスマートフォンの「つながりやすさ、速さ」を実感しており、キャリア別では、MNPを使ってSoftBank(ソフトバンク)に替えたユーザーがもっとも「つながりやすさ、速さ」を実感していることがわかった。MNP前と比べてしてスマートフォンの「つながりやすさ」について5段階評価で聞いたところ、「とてもつながりやすい」「ややつながりやすい」を合わせ、全体で59.4%が「つながりやすさ」を実感していた。キャリア別に見てみると、同じように答えた割合はSoftBank利用者がもっとも高く62.4%、次いでdocomo(ドコモ)利用者が60.9%、au利用者が55.3%の順となった。
また、スマートフォンの「通信速度」についても同様に5段階評価で聞いたところ、「とても速い」「やや速い」を合わせ、全体で63.2%が「通信速度が速い」と答えた。キャリア別では、やはりSoftBank利用者がもっとも高く、67.3%が通信速度を速いと感じており、次いでdocomo利用者が63.7%、au利用者が58.6%と続いた。
調査の対象としたのは13年10月から14年6月までの間にMNPを使ったキャリア変更のうえ高速通信(Xi/4G/LTE)対応スマートフォンを利用しているdocomo、au、SoftBankのユーザー各600人の計1800人。調査は7月7日と8日に行った。