帝国海軍の精神的支柱「艦内神社」 日本唯一の研究者・久野潤さんに聞く

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   帝国海軍は、軍艦や艦艇内部に「艦内神社」を設けていた。大きさは神棚程度だが、全国各地の神社から分霊された由緒あるものだ。歴史学者の久野潤さんは「艦内神社」を研究し、『帝国海軍と艦内神社――神々にまもられた日本の海』(祥伝社)にまとめた。

   2014年7月18日の動画番組「J-CAST THE FRIDAY」では久野さんを招き、艦内神社誕生の歴史背景や、取材の苦労などを聞く。

分霊元への訪問記も

『帝国海軍と艦内神社――神々にまもられた日本の海』(祥伝社)
『帝国海軍と艦内神社――神々にまもられた日本の海』(祥伝社)

   艦内神社は乗組員の精神的支柱だったが、これまであまり注目されてこなかった。そこで久野さんは日本中の神社を訪問し、高齢な戦争経験者や神職への取材を実施。「ほぼ世界唯一の艦内神社研究者かもしれない」と語るほどの調査を行った。

   戦艦「大和」は大和(おおやまと)神社(奈良・天理市)、巡洋艦「愛宕」は愛宕神社(京都市)からのように同名神社から分霊されている例もあれば、複数の神社から分霊したものもある。同書には全国の分霊元への訪問記が書かれている。

   番組はJ-CAST麹町スタジオからの配信。番組はニコニコ生放送で、昼12時半から同時生中継する。放送終了後にはYouTubeでもアーカイブを配信予定。

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