里山で原価0円の豊かさを
都会を漂流するひ弱な若者たちが目立つ現代に、こういうやり方・考え方はどうだと問いかける点が貴重だ。「小さなお金で満足できれば、フルサトは誰でもつくりだせる」と、朝日新聞の評者・建築家の隈研吾さんは読み解いている。
<もう一冊>『里山を食いものにしよう』(和田芳治著、阪急コミュニケーションズ)が読売新聞に。刺激的な書名だが、自然を食いつぶしてやれというのではない。
里山を利用して「原価0円」で暮らしを豊かにするという、その実践例を広島から。評者は漁業経済学者の濱田武士さん。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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