大阪市のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションの待ち時間を短縮できるチケット「ユニバーサル・エクスプレス・パス」について、管理システムを担当しているNECが、スマートフォンで購入しそのまま利用できる電子チケットにするなど、客(ゲスト)の利便性を向上させた新システムを開発し、「ハリー・ポッター」の新アトラクションスタートの2014年7月15日から導入が始まる。
QRコードを各アトラクションの入口で提示
新しい「ユニバーサル・エクスプレス・パス」は、13の人気アトラクションのうち7つで待ち時間を短縮できる「パス7」、11のうち5つで短縮可能な「パス5」、10のうち3つが対象の「パス3」を主な対象として電子チケット対応となる。ゲストはスマホを利用してチケットを購入し、画面上のQRコードを各アトラクションの入口で提示するだけで、専用入口から案内を受けられる。
また、特に人気が集中するアトラクションについては体験時間帯別に販売(パス7、パス5のみ)することで、アトラクション運営効率を向上させ、販売可能枠を拡大しゲストの利便性向上につながるという。
従来の「ユニバーサル・エクスプレス・パス」は、インターネットのウェブサイトで事前購入しても、宅配やコンビニ、USJのチケットブースで紙のチケット(ブックレット)の受け取りが必要であった。それがこのシステム刷新により、ゲストはスマホを利用していつでもどこでも電子チケットを購入し、そのままアトラクションに向かうことができる。なお、宅配やコンビニ、USJ 現地でのチケット購入時は、紙のチケットのQR コードを各アトラクションの入口で提示することで利用可能。
NECは、USJのエントランス・ゲートの顔認証システムや、USJ内での電子マネーシステム、スマホ向け公式アプリ などをUSJに納入している。