「うどん県」を舞台とした「うどん小説」! それは甘酸っぱくもほろ苦い青春の味だった

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   亡くなった弟の遺志、頑固で寡黙な父親との相剋 、そんな人間ドラマの中心にいつも一杯のかけうどんがあった。「うどん」を巡る様々な人間関係が織りなす1つの青春物語。

   2014年6月27日の動画番組「J-CAST THE FRIDAY」では、小説『うどんの時間』(文芸社)の作者・山下貴光さんを招き、小説の見どころは勿論、山下さんの故郷香川県や讃岐うどんの魅力まで幅広くうかがう。

「うどん」が救った人生

『うどんの時間』
『うどんの時間』

   音楽の夢を追い、生まれ育った香川県を飛び出した主人公・健太郎は弟・仁亜の死をきっかけに10年ぶりに故郷へと戻る。目指すべき目標を失い、東京で自堕落な毎日を送っていた自分には地元で活躍する幼馴染みが眩しく映った。そして激しい劣等感に苛まれた。うどん職人である父親との関係も、そして音楽も、何もかもを中途半端に放り出してきた自分にそっと手を差し伸べてくれたのは弟の残したメッセージ。

「兄貴 、人生には今まで積み上げてきた努力を無駄にしても、別の道に進むべきだ、と思うことがあるんだな」
「俺、うどんの修業をはじめようと思う。どうやら一番を見つけたようだ」

   弟の遺志を継ごう。夢破れた主人公の人生がそんな決意で少しずつ変わっていく。うどん職人の道を選んだ健太郎が父親との和解、厳しい修業の果てに見た光景とは何か。

   J-CAST麹町スタジオからの配信。番組はUSTREAM(ユーストリーム)、ニコニコ生放送で、昼12時半から同時生中継する。放送終了後にはYouTubeでもアーカイブを配信予定。

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