「ギネス級」のショパン名手・横山幸雄が現代音楽に挑む異色コンサート

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   「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」としてギネス・ワールド・レコーズに認定されている、日本屈指のクラシックピアニスト、横山幸雄さん。2010年にショパン作曲の166曲を16時間弱かけて演奏して記録を樹立し、翌11年には確認されているショパンのピアノ独奏曲全212曲を18時間弾き通し、自身の記録を塗り替えた。

   まさに「筋金入り」のショパン弾きである横山さんが、珍しく現代音楽に挑むコンサートが14年6月26日、東京・上野の「上野学園 石橋メモリアルホール」で開催される。

上野学園の創立110周年記念

ピアニストの横山幸雄さん(左)と田部京子さん
ピアニストの横山幸雄さん(左)と田部京子さん

   「ピアノと打楽器が出会うとき ―2×2―」と題されたこのコンサートは、横山さんと、これまた実力派で特にシューベルト弾きとして名高い田部京子さんが豪華タッグを組み、打楽器奏者の岡田全弘さん、片岡綾乃さんを加えて、バルトーク作曲「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」などを演奏する。

   実は、横山さん、田部さんは、共に上野学園で教鞭を執る「同僚」。09年、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝した辻井伸行さんも、同大在学時には2人に師事していた。

   コンサートは同学園の創立110周年を記念して開催される。2台ピアノと打楽器編成の曲目のほか、横山さん、田部さんの豪華デュオが演奏するラヴェル作曲「ラ・ヴァルス」も予定されている。

   コンサートの詳細は次の通り。

   2014年6月26日19時開演(18時30分開場)。全席自由で料金は一般4000円、学生3000円。購入は石橋メモリアルホールのチケットオンラインか、東京文化会館チケットサービスで。

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