「ニクイねぇ!」をキャッチフレーズに、杏さんの新CMがスタート
これに先立ち、三菱電機はBtoC向けの新しいブランド戦略を発表した。
これまでの「MITSUBISHI」から、スリーダイヤをあしらい、「MITSUBISHI ELECTRIC」とし、機種によって異なるトーンだったものを統一キャッチフレーズとフレームによるシリーズ展開とすることで、生活者の視点を重視して、「生活者の共感・実感を得る訴求」へと一新する。
「生活者視点の本質価値にこだわった付加価値商品の開発に力を入れ、新商品の発売を6~7月に前倒しすることで、消費税の増税に伴う需要の落ち込みを最小限にとどめる」(杉山武史・常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部長)という。
新商品の発売にあわせて、女優の杏さんを起用したCMの新シリーズを2014年6月13日から展開する。トータルコンセプトの「SMART QUALITY」はそのままに、生活者視点に基づく新キャッチフレーズ「ニクイねぇ!」を展開。新たに、杏さんの夫役にお笑いコンビ、オードリーの若林正恭さん、義母役に戸田恵子さんを起用。暮らしの中で、食卓をかこむ楽しさを家電製品がサポートしていくようすを描いていく。
その後のトークセッションは、「食」がテーマ。新婚のフリーアナウンサー、本田朋子さんがごはんの炊き方について質問。料理研究家のコウ静子さんが、「玄米は健康にいいのでオススメだけど、吸水に6、7時間もかかるんですよ」と指摘。
三菱電機の永友秀明・常務執行役リビング・デジタルメディア事業本部副本部長は、「新商品のIHジャー炊飯器なら、白米と同じような水加減でも玄米をおいしく炊いたり、白米をモチモチに炊いたり、炊き分けができます」とアドバイス。「たとえばキッチン家電の時短で、時間にゆとりができて家族の会話が増える、そういったことに着目しているんです」と話す。