絶妙トークに会場も笑いに包まれる
第四展示室では「平凡パンチ」の表紙絵も。1983年から1年間、サンペイさんが担当していた。週刊朝日連載の「夕日くん」の原画も多数展示され、これらのカラー作品からはサンペイさんの「色づかい」の魅力も堪能できる。週刊朝日の昭和43年4月26日号での、長谷川町子さんとの貴重な対談もパネルで紹介されている。
8日の記念講演会は大学構内の60周年記念館で開かれた。立ち見も出る大盛況となり、ユーモアを込めて学生時代の思い出話などを語るサンペイさんの絶妙トークに、会場は何度も笑いに包まれた。講演の後、同大の古山正雄学長との対談も行われた。
またAKBの総選挙にあやかって、6月7日までに会場で展示を見た人たちへのアンケートによる「フジ三太郎作品総選挙」の中間発表もあり、1位には平成3年9月30日の最終回の作品、2位には昭和56年4月28日の「マザー・テレサ」、3位には昭和61年11月25日の「ぼけてやる」が選ばれた。
展覧会は8月9日まで。一般200円。日曜・祝日休館。問い合わせは同資料館(電話075・724・7924)