サッポロビールは2014年6月4日、昨年6月に発売した"第3のビール"「極ZERO」の販売を、5月下旬製造分を最後に終了し、7月15日から発泡酒として再発売すると発表した。
世界で初めてプリン体0.00を実現
サッポロは「極ZERO」を、酒税率が低い「リキュール」の区分で販売していたが、国税当局から「発泡酒」の区分に当たるのではないかとの指摘を受け、当局の酒税法に関する法令解釈を確認し、これに沿った上で、当局から要請された資料、データの自主検証を実施し、現在もその作業を進めているという。
同社では、当局の酒税法に関する法令解釈に沿った形での事実確認ができていないが、今後『リキュール』に該当しないこととなった場合、影響が大きいとして、一旦販売終了の上で再発売することを決めた。
「極ZERO」は、アルコール入りビールテイスト飲料として世界で初めて100ミリリットル当たりプリン体0.00ミリグラムを実現し、さらに「糖質0」も達成したとして、その機能性をアピールして主力商品の一つになっていた。