月3000円以上お得になる場合も
まず、データ通信容量を2GBにそろえた時の基本料金は、みおふぉんが2520円、ドコモが6500円と、4000円以上の開きがある。音声通話をすると、ドコモは何分かけても無料だが、みおふぉんの場合は30秒につき20円かかるので30分で1200円分の通話料が発生する。このみおふぉんでの音声通話を30秒10円の楽天でんわに切り替えてみると、30分あたりの通話料は600円に。楽天でんわの初期費用は0円。
つまり、月30分間通話した場合のNTTドコモへの支払額は6500円、みおふぉん+楽天でんわの場合は3120円となる。もちろん、音声通話付き格安SIMを利用するにはSIMフリーの端末やドコモの端末を別途入手していることが必要となるが、それさえクリアすれば毎月3000円以上お得になる計算というわけだ。
ただし、当然だがおサイフケータイやキャリアメールなどのキャリア依存のサービスは利用できない。また、音声通話付き格安SIMは最低契約期間が設定されており、最低契約期間中に解約をすると違約金が課されるので、注意が必要だ。こうした条件や自分の利用する端末の機能と利用状況を見直して、適切な組み合わせを選択することで、キャリアに縛られないスマホを持つことができる。
端末が横並びになった今、こういった脱キャリアも選択の1つとなってくるだろう。
(記載金額はすべて税抜)