春はおにぎりやお弁当を持参し行楽にでかける人も多い季節。最近ではコンビニおにぎりの種類も増え、セブンイレブンとローソンからはそろって高級ラインが新たに登場している。
この「高級」コンビニおにぎりを食べくらべる調査「コンビニおにぎりのおいしさに関する調査」をネオマーケティングが実施し、2014年5月1日、結果を公表した。
「価格やブランド力を含めたバランスでローソン優勢」
調査の対象とした商品は、「新潟コシヒカリおにぎり 大きな焼さけハラミ」(ローソン・税込168 円)と、「金のおむすび 炭火で炙った紅鮭はらみ」(セブンイレブン・税込200円)。
金額のみを提示し、具材・お米・海苔のそれぞれについて、どちらがおいしいかを複数の項目で聞いたところ、「具材」については「具材が大きい(多い)」、「具材が食べ応えある」、「具材の食感がよい」、「具材がおいしい」とすべての項目でローソンが高評価を得た。「お米」では「お米のつやがよい」(16.0%)、「お米がおいしい」(30.0%)の2 項目でローソンが高評価を得、セブンイレブンは「お米の粒感がある」(32.0%)と「お米の塩加減がよい」(35.0%)で評価が高く、拮抗するかたちになった。「海苔」では64.0%がセブンイレブンを、22.0%がローソンを選択した。
同社はこの結果について「具材については、脂ののったうまみたっぷりのさけを包んだローソンが優勢に。お米は、ローソンでは新潟コシヒカリを使用していることから多くの方がローソンを選択したのでしょうか。海苔については有明海産の海苔を手巻きで巻くセブンイレブンが好みという方が多いようです」と分析している。
なお、総合的に比較してみるとローソンが47.0%、セブンイレブンが48.0%と「おいしさ」ではほぼ同数だが、「どちらのおにぎりを購入したいか」という質問に対しては、ローソンが64.0%と高評価となっている。
「価格やブランド力を含めたバランスでローソン優勢と言えそうです」(同社)
調査の対象としたのは20歳から49歳の男女100人で、調査期間は4月26日。