「ちょっとした不注意」の原因、実は病気かも AD/HDが隠れている可能性

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   「うっかり忘れて」「他に気をとられていて」「よく考えず焦ったばっかりに」。そんなちょっとした不注意で思わぬピンチを迎えるというのは 誰もが経験のあるところ。

   こうしたちょっとした不注意から2013年1年間にピンチを迎えた人々の実態について、oricon MEが調査を行い、結果を公表した。

「AD/HDに悩まされている人は大人にも多くいます」

   状況や場所別に起きた失敗やピンチを多い順に並べたランキングによると、仕事上では「パソコン(PC)等でのデータ入力ミス、入力漏」が32.4%、家族では「家族と喧嘩をしてしまった」が43.5%、恋愛では「不用意な発言や行動で相手を怒らせてしまった、傷つけた」が62.7%、レジャーでは「交通機関に乗り遅れた、乗り遅れそうになった」30.4%がそれぞれ1位となった。

   なぜ人はそのような不注意を起こすのか。精神科が専門の姜昌勲医師によると、脳が処理できる量には限界があり、容量を超えると不注意が起きやすくなる。あまりにもひどい場合にはAD/HD(注意欠如・多動性障害)という病気が隠れている場合もあるという。

「子どもの頃から不注意の傾向が強いと感じている場合に多いのがAD/HDという病気です。不注意さや多動性、衝動性を特徴とする発達障害で、子供の病気だと思われていますが、AD/HDに悩まされている人は大人にも多くいます。症状は『集中できない』『そわそわしてしまう』『忘れ物をしてしまう』など、誰もがあるようなことばかりで、病気として認識されていない方も多く、また、他人から見てもなかなかわかりません。しかし、ケアレスミスが多く、悩んでいる人も実際には少なくありません。
   もしAD/HDのせいなら、発見することで悩みの解決につながります。薬などを使った治療によってかなり問題を改善することもできます。
   日ごろからそういったことに悩まされている方は、一度、専門医に診てもらってみるのも良いかもしれません」

   調査の対象としたのは20代から50代の男女7055人で、調査期間は2014年3月20日から24日まで。調査結果は4月25日、公表された。

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