埼玉県内の県立高校4校で1年生の担任を務める教諭4人が自身の子どもの入学式に出席するため、それぞれの勤務先で4月8日に行われた入学式を欠席していたことが発覚し、一部の保護者からは、『担任がいないとはどういうことか』などの苦情が寄せられ、物議を醸しています。
そこで今回、現役の高校生のギャルに、もし自分の入学式で担任教師がいなかった場合、どう思うのかについて意見を聞いてみました。
教師なんだから、いてくれなきゃ
まずは否定派の意見がこちら。
『教師なんだから、さすがに入学式にはいなくちゃダメっしょ! 入学式の時点で気持ち的に不安なのに、担任がいなかったら尚更不安だよね…』
『親なんて特に担任の先生と合う機会は少ないわけじゃん!? 親も時間作って入学式に来ているわけだから、担任を持つ教師だったら休むべきではないんじゃないかな?』
『絶対、いなくちゃいけないってことはないけど、病気とか忌引きじゃない限り、入学式は、教師は全員出席が当たり前なんじゃないの?』
と、入学式で新しく始まる新生活に不安を抱く学生も多いことから、担任を持つ教師が入学式を病欠や身内の冠婚葬祭ではなく、私用で欠席することに対して反感を抱いているようです。また、普段あまり教師と関わる機会が少ない親が同伴していることもあり、担任は出席するものでは? と疑問視していることが分かりました。
先生だって子を持つ親なんだから
一方、肯定派はどのような意見なのでしょうか。
『そもそも先生だって子を持つ親なんだから別に良いんじゃない!? 副担任の先生もいるんだったら、せめて子供の入学式くらい休んでも良いと思うな』
『入学式って大してやることってないし、クラスが発表されたらすぐ帰宅コースじゃん。ぶっちゃけ休んでも良いと思うな。逆に入学式の次の日に休まれるより良いっしょ!』
『先生にも有休制度があるからOKだと思う! それよりも欠席の理由の詳細をわざわざ公の場で発表する必要ってあるのかな?』
このように肯定派の意見としては、担任の先生も教師である以前に、一人の親だということを踏まえ、担任の教師が入学式を欠席することに対しては特に問題ないという見解でした。また、それとともに今回の各メディアがこぞってニュースとして取り上げるほどのことではないと感じているギャルも見受けられました。
欠席理由の公表、必要あった?
このようにギャルの意見でも肯定派と否定派で分かれる結果となりましたが、子供を持つ親の立場からしてみると、入学式に自分の子供の入学式を優先するなんて何事? と疑問を抱くと感じる方も多いかと思います。
しかし、時代も少しずつ変化し、個人の生活を大切にする現代ともなれば、他でもない自分の子供の入学式に出席した教師の選択も理解せざるを得ないことも分かります。
一つ言えるのは肯定派のギャルの意見にもあったように、入学式の欠席理由が自分の子供の入学式への出席であるか、別の理由であるかにかかわらず、学校側が公の場で公表することは、混乱を招く可能性があることから、生徒のため、親のため、教師のためにも控えた方が良かったのでないかと感じてしまいますね。
ギャルウォッチをご覧の皆様の世代にも、子供を持つ親御さんも多いかと思いますが、もし自分の子供の入学式に担任が私用で欠席した場合、あなたはどう思いますか?
grp編集部・ひろ