「アメスピ」の愛称で知られる「ナチュラルアメリカンスピリット」の輸入・販売を行うサンタフェ ナチュラルタバコ ジャパン(SFNTCJ)は、テラサイクル ジャパンと協力し、日本及びアジアで初めて、タバコの吸い殻の回収・リサイクルプログラム(吸い殻ブリゲードプログラム)を、アースデイ(地球環境について考える日)である2014年4月22日から開始する。17日、発表した。
1万5千本の吸い殻でパレット1枚が作れる
吸い殻を回収してリサイクルするプログラムだ。テラサイクルは、「ブリゲード」プログラムという仕組みで、リサイクルが困難な消費後のパッケージ等の廃棄物を回収・再利用し、それらからつくられた原料や製品をオンラインで販売している。プログラムでは、消費者や各種団体、企業などが廃品を回収し、テラサイクルポイントと引き換える。ポイントはチャリティーへの寄付金等に交換できる。同社はこのプログラムや様々なサービスを通じて、廃棄物を出さないことを目標に活動をおこなっている。
17日に開かれた発表会で、SFNTCJの東智徳社長は「吸い殻ブリゲードプログラム」の導入について、「無添加たばこを扱っているため、たばこを栽培している。そのため、地球の持続性というものが大切ということに行きつき、ゴミを再資源化することにした」と説明。
テラサイクルのグローバル ヴァイスプレジデント、アルビ・ゼイクス氏は「1万5千本の吸い殻でパレット1枚(121.92cm×101.6cm)が作れ、そこからプラスチック製品になる」と話した。
「吸い殻ブリゲードプログラム」では。SFNTCJが喫煙者やタバコ販売店、ボランティア団体に対してブリゲードプログラムへの参加を呼びかける一方で、テラサイクルは独自リサイクル技術を使って回収された吸い殻を新たな商品へと加工する。リサイクル商品は、今後ウェブストアなどを通じて販売される予定。