ホンダは2014年4月21日、存在感ある独自のスタイリングと、新感覚のライディングフィールを追求した、大型バイクの新コンセプトモデル「NM4-01」を発売する。メーカー希望小売価格は99万9000円。
ライダーと車両が一体となるようなフォルム
「近未来」と「COOL」を開発のテーマに設定し、デザインでは、コンセプトに掲げた「フロントマッシブスタイリング」と、ライダーが潜り込むように着座し、インストルメントパネル越しに見える風景から構成される「コックピットポジション」を具現化。650ミリの低いシート高とアジャスタブルタイプの起立式バックレストにより、ライダーと車両が一体となるようなフォルムを実現した。
力強さと塊感を表現したフロント回りは、ウインカーランプよりも奥まった位置にLEDヘッドライトを搭載。フロントフェアリングの左右にはビルトインしたミラーや小物などを収納できるユーティリティーボックスを設けた。リア回りは、200ミリ幅のワイドタイヤとローフォルムを強調し絞り込んだテールカウルにより、力強さを演出している。また、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の走行モードと連動した可変色メーターを採用し、マシンを操縦する感覚を高めた。
エンジンは、低・中回転域で力強いトルク特性の745cc水冷4ストローク直列2気筒で、トランスミッションはDCTを標準装備。ボディーカラーは、マットバリスティックブラックメタリックとパールグレアホワイトの2種類を揃えた。