【BOOKウォッチ】
1日200回ウソをつくのはホント!? 「ウソなし」では生きていけない

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   4月1日はエープリルフール。日本語では「四月馬鹿」という。この日ばかりはウソをついてもいいのだが、期待されているのは、みんながニヤリとするような楽しいウソだ。人を貶めたり、傷つけたりするものは願い下げだが、世の中には世間を欺くような大仕掛けのものから他愛ないホラ話、夫婦間のちょっとしたごまかしまで大小様々なウソがある。一生ウソをつかずに過ごすことができれば幸せだが、そうもいかない。ウソと上手に付き合う方法はないものか。

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ウソでも「君の料理は世界一」

『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」』
『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」』

『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」』

   「だれでも1日200回はウソをつく!」といわれると、思わず、「えっ、ウッソー」といいたくなるが、読んでいくうちに、だんだん、本当に思えてくるから不思議だ。阪急コミュニケーションズの『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全』(著・クラウディア・マイヤー、訳・畔上司、1890円)は、人間はウソをつく動物だということを前提に、ウソをつく理由やウソの効用、上手なウソ、下手なウソなど様々な事例とその見破り方まで詳述したものだ。

   イソップ物語の「オオカミ少年」に代表されるように、ウソは悪いことだと子どものころから教えられてきた。だが、すべて本当のことをいったらどうなるか。「君の手作りの料理は世界一だよ」。たとえウソでも、こういってもらった方がうれしいに決まっている。

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