従来のイメージから抜け出た主婦たち
法律事務所に復帰せず自宅キッチンでカップケーキを作って売り出した31歳、広告関係の仕事を辞めて手編みのマフラーを売るブルックリンの女性など。ウェブやSNSを使いワークシェア、ブログ発信から起業をめざす人やホームスクーリングでの子育ても。自分を見定め、夫との分担をきちんとするのも特徴だ。
従来のイメージから一歩抜け出たハウスワイフ2.0・第二世代の主婦像が浮かび上がる。
確固たる自分の意思で会社を辞め、子育てや料理に力を入れながら、ブログで情報発信し、手作り品をネット販売、ときには社会的発言をすることも臆さない生き方。「進化した専業主婦の馬力には目を見張るものがある」と、朝日新聞の評者・梶山寿子さん。書評は日経新聞にも。伝統的な専業主婦や「玉のこし」とも、婚活ブームとも異なる姿が、男たちを驚かせ、同世代の共感を広げつつある。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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