コーンスナック、じわり人気 トルティーヤチップス「ドリトス」がリニューアル

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「みんなが集まる楽しい食シーンへの仕掛け」

   こうしたリニューアルの背景には「ドリトスの強みをより強化していこう」という考えがあった。

   利用シーンについても、調査から明らかになったホームパーティーや飲み会などで「みんなが集まって楽しむ」場面に切り込む。ターゲットも、スナック菓子というと想定しがちな子どもからいったん離れ、大人を中心に設定。すでに2月に、英国風パブ「HUB」でドリトスを使った調理メニューを展開し、好評だったという。中でもとくに人気を博したのが、サルサソースをつけて食べる「ディップ」だ。今後、スーパーの店頭やホームページでもディップをはじめとした、食べ方を紹介する予定。また、5月に東京でおこなわれるメキシコフェスティバル「シンコデマヨ」をはじめ、ドリトスブランドに合った、多くの人の集まる場でメニューの提供やサンプリングをおこなっていく計画だ。

「まずはぜひ食べてみて、ドリトスのカッコよさや楽しさ、料理としてもいける点などを感じてもらえればと思います。そして、それを通じてドリトスというブランドがもっと大きく知られるようになって欲しい」

   現在、アメリカではポテトスナックとコーンスナックの比率は6:4のところ、日本では9:1とポテトスナックが圧倒的なシェアを誇る。ただ、コーンスナック市場はコンビニエンスストアの売上だけでも2012年から13年の1年間で、ポップコーンは約250%に、トルティーヤチップスも約110%に伸びている。これを伸びしろととらえて、売上増とシェアを拡大していきたい考えだ。

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