「インクカートリッジを買うより本体ごと買い換えたほうが安い」――そんなプリンタがネット上で話題になっている。それはCanon(キヤノン)の「PIXUS IP2700」だ。
税込通常価格9975円のところ、Amazon.jpでは62%引きの3780円(税込)という価格で売られている。
「「とにかく限界までコストを下げましたって感じ」
「PIXUS IP2700」は、2007年発売。Amazon.jpでは現在、インクジェットプリンターカテゴリーで1位の人気商品となっている。どんな商品なのか、商品ページを見てみると、評価は5つ☆中4.2で、
「とにかく限界までコストを下げましたって感じのプリンタですね。USBのケーブルすらついていません。印刷した紙を受ける口がついてないので印刷したら紙が放り出されます。でもそれでいいんです。一般家庭で何十枚もの報告書を印刷するということはないでしょう 」
「そこそこの印刷品質でA4以下のサイズのカラー印刷ができて、本体が安くて最低限の機能さえあればいいという割り切りができる人に最適な製品だと思います」
といったレビューが。
さらに、「同じプリンタを使用していたのだが交換用のインクカートリッジが本体の値段とあまり変わらない」との指摘も。
PIXUS IP2700は顔料ブラック+3色染料の4色インクタイプで、専用の一体型FINEカートリッジの価格は現在Amazon.jpでブラックが2151円、カラー3色が2331円。あわせて買うと、インクの交換費用が本体価格を上回ってしまうというわけだ。
なお、このことについては、
「カラーインクが無くなってもブラックインクのみで印刷が可能。(マニュアル49ページに記載)インクが黒のみでかまわない人には、超おすすめ!」
というアドバイスもある。書類印刷のみなど、用途が合う人には破格のプリンタといえそうだ。