【書評ウォッチ】政府の思惑と世間の無理解 復興の実状を臆せず告発

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多数いたはずの独身者の声と行動

   被災者の切実な実情については、「絆」に集約される家族の話やニュースも間違いなく重要なのだが、震災に関わる独身者も多数いたはずだ。『地震と独身』の著者は独身男女50人に会い、震災体験を聞いた。

   家族を優先して欠勤した人の分まで不眠不休で働いた病院職員、ボランティアに駆けつけてやがて被災地に住みついた女性もいる。身軽さを生かした記録と励まし。毎日新聞の評者は池澤夏樹さん、読売新聞では著者紹介欄に。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

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