【BOOKウオッチ】
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震災ミュージアムの設置を提言

『ふくしま再生と歴史・文化遺産』
『ふくしま再生と歴史・文化遺産』
『ふくしま再生と歴史・文化遺産』

   震災や原発事故であらゆるものが被災したが、地域に根付いてきた歴史資料や文化財はどうなっているのか。山川出版社の『ふくしま再生と歴史・文化遺産』(編著・阿部浩一、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター、1890円)は、その被害状況や保全の取り組みを報告するとともに、今後の伝承や活用に向けた問題提起をしている。昨年(2013年)2月に福島市内で開催されたシンポジウムをもとにまとめた。

   地域に伝わる歴史や文化は住民の心のよりどころであり、長期化する避難生活で崩壊の危機にあるコミュティ―再生の鍵となるものだ。これまで見落とされがちだったが、今回本格的にまとまった形になった。今後の復興とふくしま再生のために震災ミュージアム(仮称)の設置を提言している。

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