「花粉症」で一番つらいのは起床時 「モーニングアタック」の対策は?

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   春めく陽気とともに、花粉症の季節が近づいてきた。憂鬱になる人も多いだろうが、この鼻炎の症状の程度が1日の中でも時間帯によって差があることをご存じだろうか。

   アレルギー用薬「アレジオン10」を販売するエスエス製薬が2013年12月におこなった調査によると、花粉症に悩む人が「症状が一番ひどい」と感じるのは、「朝の起床時」である場合が多いことがわかった。

眠くなりにくい抗アレルギー薬も登場

22.4%が起床時に「症状が一番ひどい」と回答
22.4%が起床時に「症状が一番ひどい」と回答

   「特に決まっていない」という人を除くと、症状が一番ひどいと感じるのは「起床時」が22.4%でトップ。起床時はたいてい屋内にいることを考えれば、少々意外な結果だ。この理由を、エスエス製薬は「自立神経のバランスの乱れが主な原因と考えられています」と説明する。自律神経が夜間の副交感神経から日中の交感神経に切り替わるときに、両者のバランスが一時的に乱れてアレルギー症状が出やすくなるそうだ。

   この「モーニングアタック」(朝の発作的な鼻炎症状)を軽減するには、夜に服用するタイプのアレルギー専用の鼻炎薬を服用することが重要という。ただ、こうした抗アレルギー薬には、成分である抗ヒスタミン剤がもたらす「眠気」という副作用のイメージがついてまわる。朝に効果が出るよう服用することに気のひける人も多いかもしれない。

   しかし最近では「第2世代抗ヒスタミン薬」というのが主流になっていて、その中でも「非鎮静性」とされるものは、抗ヒスタミン薬の成分が脳に入りにくくなっている。抗アレルギー薬にありがちな集中力や判断力、作業能率の低下いった状態になりにくいものもあるという。

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