2013年11月に発売されたソニーのヘッドマウントディスプレー「HMZ-T3」と「HMZ-T3W」。頭部に装着することで、20メートルほど先とみられるところに750型相当の仮想画面が現れ、動画やゲームなどが臨場感と迫力をもって楽しめる商品だ。
これを使った「新しいアニメの見方」があるという。
「ミニシアターのど真ん中で観てる感じ」
ソニーマーケティングは、アニプレックスの劇場アニメーション作品『劇場版「空の境界」未来福音』を、「HMZ-T3」「HMZ-T3W」を使ってより深く堪能する、「没入体感キャンペーン」を2014年3月3日まで実施中だ。
ヘッドマウントディスプレー「HMZ-T3」「HMZ-T3W」は第三世代目にあたり、有機ELパネルを採用し、「HMZ-T3W」でははじめて無線化を実現した。
「ミニシアターのど真ん中で観てる感じ」――商品を使ってみた感想を、Amazon.jpのレビュアーはこう表現する。
「迫力では映画館に劣りますが、映画館のようにスクリーンを見上げる必要もないし、前の席の人の頭で遮られることもない。落ち着いて観賞できるので、私は満足してます」
「長時間座って使っているとやはり首は疲れます。ただこれ後頭部上、下で固定するように装着する為仰向けに寝ながらでも使えるんです!これは嬉しい発見。まるで天井に大型スクリーンがある様にも楽しめますよ笑」
今回のキャンペーンは、このヘッドマウントディスプレーによる『劇場版「空の境界」未来福音』プロモーションビデオの「視聴体感」が中心となっている。3月3日まで、ソニーショールーム銀座(東京)、ソニーストア 名古屋・大阪で、実際に装着して「新しいアニメの見方」を試せる。
また、2月25日から3月3日までは、東京・東池袋のアニメイト池袋本店での「没入体感イベント」を開催。イベントでは視聴体感のほか、絵コンテ、原画(複製)展示・描き下ろしオリジナルイラスト展示・制作者インタビュー動画上映などを予定する。会場で劇場版「空の境界」のグッズを2000円以上購入した人には描き下ろしオリジナルイラストを使った特典もプレゼントされる。この他、ヘッドマウントディスプレイ公式ウェブサイト内に『劇場版「空の境界」未来福音』の制作者インタビューを掲載した特設サイトがオープンしている。
劇場版『空の境界』は奈須きのこ氏の同名小説を原作とし、あらゆるモノの死を視る能力"直視の魔眼"を得た少女・両儀式と、彼女を見守る黒桐幹也が遭遇する怪奇事件を描いた作品。07年の第一章「俯瞰風景」を皮切りに一章から七章まで映画化され、現在、最新作『劇場版「空の境界」未来福音』が公開中。最新作のブルーレイ&DVDは2月19日発売予定となっている。