【書評ウォッチ】「めったに開店しない」店、名前不詳の無人店から老舗まで 個性いっぱい古本屋の世界

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

しぶとく残る店は、いやでも個性的に

   長期休業中の店や著者が行った時がやめる寸前だった店もあるのは、時代の反映だろうか。古本は今ではネットで検索すれば、値段を比べて買える。それでもしぶとく残る古書店は、個性縦横。探訪する価値は、たしかに年々増しているのかもしれない。

   「少なくはなったが、地域に根差し頑張る店がまだ残る。独特な感性で店作りをする若い店主の参入もある。本書はそんな店も応援する」と、東京新聞・中日新聞の評者・折付桂子さん。古本屋とそのファンである著者、ともに個性的だからこそできた一冊なのだろう。

   人気アニメ番組を作ってきた老舗スタジオ「ぴえろ」の創業者による『クリィミーマミはなぜステッキに変身するのか?』(布川郁司著、日経BP社)が日経新聞に。

   夢を売るアニメ界。しかし、資金繰りの苦心やスポンサーとのやり取りなど「経営書としても十分読める内容」と無署名の評者が薦めている。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも記事を公開中。

姉妹サイト