「遊びの中で学びを発見」 幼児期の遊ばせ方が「難関突破力」養う

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難関突破経験者の親の子育ては3人に2人が「共有型」

   実は、幼少期の「共有型しつけ」はその子が将来難関を突破できるかどうかについても関係する可能性も示唆されている。

   同プロジェクトが20代の社会人の子どもを持つ全国の親1040名を対象におこなった「子どもの難関突破経験と子育ての実態に関する調査」(13年12月13日~15日実施)の結果によると、難関突破経験者の親は「遊びに対する子どもの自発性を大事にした」(28.8%)、「子どもの思いや意欲を大切にして遊ばせるようにした」(29.7%)を「よく当てはまる」と答えるなど、子どもに遊びの主導権を渡す項目で難関突破未経験者と比べて高い。

   つまり、難関突破経験者の親の子育ては3人に2人が「共有型」。また、難関突破経験者の親ほど遊びを重視している傾向もあるという。

   内田教授は就学前の遊びにおける「熱中体験」が子どもの「集中力」を高め、小・中・高のクラブ活動等へ の取り組む力を育み、難関突破へつながっていると分析している。

   「難関突破経験者の親に、子どもの集中力や意欲を育てる遊ばせ方をする『共有型』が多いのは当然の結果と言ってもよいでしょう。就学前の遊びを通じて身につけた集中力などが、就学後の学習意欲を育み、さらには難関突破経験につながったもの考えられます」

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