審査員長赤池氏「『想い』もベンチャー企業に欠かせないエンジン」
受賞を受け、小島さんは「私の作ったささやかなデータを広く見ていただく場が持てたら嬉しいなと思って参加しましたので、本当にびっくりしています。今あるデータだけではなく、ご家庭にある写真やデータなどありとあらゆる情報を紐付けしたら、歴史や文化や、どういった繋がりでこの街が出来ているのか、この建物は何なんだろうとか、本当にとんでもない東京という街の全貌が見えてくると思います」と、さらなる展開についても明かした。
審査員長を務めた株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所代表の赤池学氏は大賞について、「小島さんの提案からは情熱を感じました。『想い』もベンチャー企業に欠かせないエンジンだと思っています。ぜひいろんな連携を築きながらグランプリらしい事業者として具体的なビジネスを形にしていただきたい」とコメント。総評として、「『ミラサポ』はこのアワードを、単なる『賞取りのための賞』として捉えてはいません。上位賞案件に留まらず、最終選考にノミネートされた53の事業案件を『即効力に富むもの』『中長期で育てるもの』に整理し、支援を表明している推進パートナー企業と共に、そのインパクトある事業化を形にしていきたいと考えています」と述べた。