澄みきりで「一人でリセットできる時間」を
商品のターゲットとしている30代男性は「モヤモヤ感」を抱えがち。さらにこれが澄みきり発売時の時代全体を表すキーワードだったという。そうした状況に、飲料で何ができるか――そのアンサーが味やパッケージで表現された「澄みきらせる気持ちよさ」だった。
「お酒を飲むときのシチュエーションとして、みんなが集まってワイワイガヤガヤとは真逆のニーズもあると思うんです。『一人で自分を浄化したい』という。なので、『澄みきり』を飲みながら、抱えているものから解き放たれてスッキリして、明日もなにかいいことあるんじゃないかな、とリセットする時間を持ってほしいですね」(鈴木さん)
今後については、「澄みきりのおいしさや、高いクオリティが新ジャンルの『スタンダード』にしていく事と、こういう『価値観』の飲み物をもっと広げることですね」と語り、「もっとおいしくできると思うんですよ」とさらなる進化の可能性ものぞかせた。