【書評ウォッチ】「やればできる」か脱原発 地域エネルギーの具体例さぐる

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かしこまらず、自由に

   『福島第一原発観光地化計画』も、深刻な議論よりも具体的な提言を前面に出す。それもカラーの図版をふんだんに使ったド派手なスタイルだ。かしこまりがちな問題を、現地を実際に見ながら、もっと自由に考えようとのメッセージがあふれ出す。

   観光(ダークツーリズム)を活用した、まじめな復興計画の一つ。たしかに、誰もが実際に現地を見ることから始めるのがスジというものだ。朝日新聞の評者は隈研吾さん。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

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