『進撃の巨人』CMは「今できる技術を全部ぶっこんでみました」
さらに、樋口監督は「こんなに宇宙が好きなのに全部壊してますからね。何一つ残ってない。恨みでもあるのか」「IMAXのいいところは映画泥棒が入らないところ」と会場を笑わせ、氷川氏は「(ゼロ・グラビティの主役の)サンドラ・ブロックの孤独感みたいなのは過去2回と違って本当に一人ぼっちになった感じっていうのはより強まりました。心理描写にもマッチした設計になってるんじゃないかな」と感想を話した。
話題は過去のIMAXによる「ご当地」ドキュメンタリー作品から、品川プリンスホテルや新宿高島屋にあったシアターの思い出まで多岐にわたり、「映像と音、大変ですよね。作る側になるとビビるんで。IMAXに関してはお客さんで在り続けたい」と樋口監督が製作者としての視点から苦労をしのぶ一幕も。
最後の挨拶では、樋口監督が映画『進撃の巨人』について、1月下旬の日本テレビ系金曜ロードショーで解禁予定のスバル・フォレスターのテレビCMに「今できる技術をかなりぶっこんでみました。CGを使わずになるべく手触りのいい素材で巨人をつくりましたので、その手触り感を楽しんでいただければ」と自信をのぞかせてアナウンス。氷川さんからは、樋口監督と共同で企画に関わった宮崎市・みやざきアートセンターで開催されるイラストレーター、生頼範義(おうらい・のりよし)展(2月8日から)の紹介があった。
同館では今後『エンダーのゲーム』、『マイティーソー』、『ホビット』、『ロボコップ』、『アメイジング・スパイダーマン』、『300:帝国の進撃』『ALL YOU NEED IS KILL』、『トランスフォーマー4』、『インターステラー』といった作品の上映が予定されている。