東洋大の総合Vで幕を閉じた箱根駅伝。その裏で起きた同大OBの「山の神」こと柏原竜二選手をめぐる騒動を下敷きにしたライトノベル出版計画が、ツイッター上で進行中だ。
執筆者は箱根駅伝元ランナーで、現在は柏原選手と同じ富士通陸上競技部に所属する佐藤佑輔選手。LoFt(ロフト)やコトブキヤといった企業の協力のもと、フィギュア化などの展開も視野に入れている。
略称は「どうです」に決定
きっかけは、2014年1月2日の往路、テレビ中継が3区でトップに立った東洋大・設楽悠太の力走を伝える中でうっかり、「柏原竜二亡き後……」と、卒業した柏原選手をまるで死者のように語ってしまったことだ。この時点でもすでに視聴者の話題になっていたのだが、当の柏原選手がツイッターで、
「テレビ実況では死んだことになってるらしいアカウントはこちらです」
とネタにしたところ、あっという間に7000回以上もリツイートされる騒ぎに。
続けて「(佐藤)佑輔視点で『同居人は屍です。』っていうタイトルのラノベを発売しようかな」とネタツイートをすると、佐藤選手が応じて「発売決定しました!わたくしが執筆します!」と宣言した。佐藤選手は柏原選手と寮が同室で、二人はともにオタクとしても知られる。ネット上には「走るアニオタ」(柏原選手)、「走るニコ厨」(佐藤選手)という愛称もあるくらいだ。
佐藤選手は「鬼才・佐藤が解き放つ!!【主人公佑輔は究極の女難体質!?様々な属性の女の子に翻弄されつつ送る日常ラブコメ!!】」「柏原さんが死んだ時に物凄いエネルギーが発せられて、それが僕に降り注ぐんですけど、それ以降何故か僕がモテモテになるという形での出演になります?」といった構想を明かし、ツイッターアカウントを「佐藤佑輔先生」に改名するという気合の入れようを見せた。ラノベにお約束の4文字略称もすでに「どうです」と決まっているそうだ。