大震災と向き合った2冊
一方、東日本大震災に宗教がどうかかわるかをつきつめた『黒い海の記憶』(山形孝夫著、岩波書店)や宮城県の海岸で撮り続けてきた写真家の展覧会に向けたトーク集『螺旋海岸 notebook』(志賀里江子著、赤々舎)を朝日新聞の書評委員、赤坂真理さんや鷲田清一さんが読書面で薦めている。どちらも、大震災との向き合い方は深遠で、衝撃的だ。
日本人が大震災を問い続ける活動は今年も終わることなく続く。その大きな課題をかかえているのは、もちろん宗教家や研究者、芸術家だけではない。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ」でも記事を公開中。