日本航空(JAL)は2013年12月20日、東北支援プロジェクト「行こう!東北へ」の一環として、プロジェクトの名前とロゴマークをペイントした特別機を就航させた。ロゴマークは東北の地形をデザイン。プロジェクトに賛同したフェイスブック利用者8000人のアイコンを集めて作られた。
同日行われた記者発表会では小型機のボーイング737-800型機がお披露目され、12月27日にはさらに小型のエンブラエル170型機も加わる。14年3月まで2機が東京(羽田)・札幌(新千歳)・大阪(伊丹)の拠点と地方空港を結び、東北への観光をPRする。大西賢(まさる)会長は
「少しでも関心を持っていただいて、『ぜひ東北に行ってみたい』となれば」
と話した。
機内食は東北の素材生かし、東北出身者がプロデュース
特別機とは別に、14年1月と2月には国内線ファーストクラスの機内食(夕食)で東北の旬の素材を生かしたメニューを提供。1月には山形・鶴岡のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」の奥田政行オーナーシェフ(山形県出身)、2月には東京・南麻布の懐石料理「分とく山」の野崎洋光総料理長(福島県出身)がそれぞれプロデュースする。
日本発の国際線ビジネスクラスでも、14年1、2月は東北の郷土料理をイメージした「ご当地御膳」を提供する。