スズキは2013年12月18日、ガソリン1リットル当たりの走行距離が35.0㎞の軽自動車「アルト エコ」の一部改良型を発売。メーカー希望小売価格は83万8950円~104万3700円。
エンジン圧縮比向上、パワートレインの制御最適化など
「アルト エコ」は低燃費化技術として、リチウムイオンバッテリーと高効率・高出カのオルタネーターを併用した減速エネルギー回生機構「エネチャージ」や、ブレーキを踏んで時速13キロ以下になると自動でエンジンを停止する新アイドリングストップシステムなどを搭載していた。
改良型ではさらに、エンジンの圧縮比を向上させたほか、ピストン頂面を滑らかにしつつ、なだらかな凹面形状とすることで燃焼効率を改善。また、新開発の低フリクション(摩擦抵抗)エンジンオイルの採用や、エンジンオイルポンプの変更によりフリクションを低減。パワートレインの制御最適化も行い、2WD車の燃費は1リットルあたり2.0km向上し、35.0kmを実現した。
加えて2WD車に、ヒーター性能を向上させ、運転席シートヒーターとヒーテッドドアミラー(ECO-S)を採用した寒冷地セットオプション装着車を新設定した。