「やっぱり、もらうと嬉しい」
「たくさんの企業から声がかかって、年賀状を使って色々なことができるという手ごたえを感じています」
日本郵便の試みはワンストップサービスだけではない。今年はYahoo!年賀状と連携し、企業とコラボした年賀状の販売も話題だ。受け取った人はディズニー映画の視聴やコカ・コーラ1本、TSUTAYAでのDVD・CDレンタル1枚無料などのサービスを受けられる。時代の変化とともに年賀状も進化しているようだ。
「メールの普及とともに若い人にとってちょっと高い壁になっている年賀状の『入口』をくぐってもらうにはどうすればいいかを考えて、『あいさつ』という本来の目的に『プレゼント』という付加価値をつけたんです。年賀状を本格的にやりとりするようになるのは結婚や子どもが生まれてからが多いのですが、その前にエンタメ性の高い企画で年賀状の楽しさや『リアルのよさ』を実感してもらえれば。やっぱりもらうと嬉しいですし、書く立場からは自分や相手の1年を振り返るいい機会になりますからね」(西村さん)