特撮で知られる円谷プロダクションは、2013年4月に迎えた創立50周年を記念して同プロ制作の数々の作品をDVD化しているが、年明け早々の14年1月10日に、1978年に放送された本格SFドラマ「スターウルフ」をリリースすると発表した。
1978年放送の「スターウルフ」
「スターウルフ」は、78年4~9月の毎週日曜夜に日本テレビ系で計24話が放送された。「未知との遭遇」や「スター・ウォーズ」など映画で起きたSFブームをうけて制作れ、当時新人だった東竜也が主演、作品のカギを握る「キャプテン・ジョウ」を宍戸錠が演じたほか、高橋長英、谷川みゆき、山本昌平らが脇を固めた。
「ウルトラQ」「ウルトラマン」などテレビの「ウルトラマンシリーズ」を制作した円谷プロは、"特撮の神様"と呼ばれ「ゴジラ」や「モスラ」など数々の怪獣映画を作ってきた円谷英二が1963年に設立(当時は円谷特技プロダクション)。「スターウルフ」は、その15周年となる年に制作された。
スペースオペラの大家である米SF作家、エドモンド・ハミルトンの小説を原案とし、ロケット開発の父と呼ばれた工学者、糸川英夫博士が監修にあたり、ウルトラシリーズで撮影を担当した佐川和夫氏が特技監督を務めるなど、一流のスタッフが顔をそろえた。