2013年11月30日に最新作の劇場上映が予定されている長編アニメーション『攻殻機動隊ARISE 』。その公式サイトに2013年11月15日20時、ある変化が起きた。
アドレスのドメインが「.com」から「.jp」へと変更されたのだ。いったい何があったのか――。
「ネット」という空間で人知れず活躍する両者の出会い
公式サイトのトップページには、同日付で「ARISEサイトドメインが[.jp]に。EPISODE:[.jp]公開!」との文字が。さっそくコンテンツを見てみると、どうやら今回の変更は、JPドメインの登録・管理をおこなう日本レジストリサービス(JPRS)とのコラボレーションによるものらしい。
オリジナルムービーは、草薙素子が、普段は目にすることのない電脳ネットワークの深部でJPRSと出会い、データを「kokaku-a.jp」に転送する――という筋書きだ。
JPRSは、ドメイン名というインターネット草創期からの重要な基盤を支えながら、未来のインターネットの姿を見据えた技術開発への貢献という重要な役割も担っている。
一方、時代設定を近未来におく「攻殻機動隊」は、量子化された電脳ネットワーク、つまりネットの進化形が活躍の舞台だ。時代は違うが、同じ「ネット」という空間で人知れずその役割を遂行し社会を支えることに共通点があることから、今回のコラボが実現したというわけだ。